272吉村真晴,準決勝へ(卓球ワールドツアー・ジャパンオープン)

男子シングルスの準々決勝で吉村が韓国のチョッパー・朱世爀(Joo Saehyuk)を打ち抜き 4-2 (11-9, 6-11, 11-3, 6-11, 11-8, 12-10) で勝った。馬龍(Ma Long)ばりの力強く歯切れのいいカット打ちを見せ圧倒した。第2ゲームと第4ゲームは終盤4連続,5連続ポイントでゲームを取られたのは反省材料だ。第6ゲームは 3-8 の劣勢から挽回し4連続ポイントでジュースをものにした。1回戦の鄭栄植(Jung Youngsik,WR19),2回戦の唐鵬(Tang Peng,WR11),準々決勝の朱(WR16)と世界ランキング20位内の3選手を連破して堂々のベスト4入りとなった。明日の準決勝は馬龍に勝った尚坤(Shang Kun)。迫力ある打ち合いになるだろう。馬だと名前負けしただろうが,勝機は十分にあると思う。
1回戦で荘智淵(Chuan Chih-Yuan,WR13)を降した森薗政崇は2回戦でかつて勝った黃鎮廷(Wong Chun Ting)に 0-4 といいところがなかった。中ペンの黄には裏面バックのタイミングに合わず日本選手はよく負けている。準々決勝に進んだ村松雄斗は尚坤に健闘するも強打のミスが響き 1-4 で敗退した。
女子シングルスでは2回戦で福原愛が徐孝元(Seo Hyowon)に,伊藤美誠は丁寧(Ding Ning)に,準々決勝で石川佳純が丁寧に,若宮三紗子が陳夢(Chen Meng)に,それぞれ負けた。福原は対戦成績で優っていたが,要所でのフォア強打が決まらなかった。伊藤は3ゲームまで丁寧のスピンにまったく対応できていなかったが,0-3 からは持ち味を出して第4ゲームをジュースで取る健闘をみせた。伊藤にとっては世界トップとの対戦は自信に繋がる 1-4 での敗戦だった。
男子ダブルス準決勝の森薗政崇・大島祐哉ペアは樊振東(Fang Zhendong)・尚坤ペアに 1-3 (12-14, 8-11, 11-4, 14-16) と惜敗だった。第1ゲームと第4ゲームのジュースを取っていれば逆の展開になっていた。第6ゲームは4回のマッチポイントをしのいだあと,ゲームポイントをにぎるも振り切られた。紙一重の試合ではあった。
準々決勝では台湾の第2シードの江宏傑(Chang Hung-Chieh)・黄聖盛(Huang Sheng-Sheng) に 3-0 (11-9, 11-6, 11-9) で勝ち,実力を発揮していた。
明日の最終日は男女シングルスの準決勝と決勝,男女ダブルスの決勝の全8試合がある。なんといっても注目は男子シングルス準決勝の尚坤対吉村の試合である。12時開始の予定となっている。