550新渡戸稲造と松山事件

NHK「日本人は何を考えてきたのか」の大正編(「一等国」日本の岐路)が始まる(Eテレ,7月1日,8日,15日,22日の午後10時から午後11時30分)。
大正編第1回目(通算第5回目)は「東と西をつなぐ――内村鑑三新渡戸稲造――」である(7月1日→http://www.nhk.or.jp/nihonjin/schedule/0701.html)。このうち新渡戸については,松山での講演の後の記者会見で発言したという「我が国を滅ぼすのは共産党軍閥である。そのどちらが怖いかと問われたら今では軍閥と答えねばならない」が地元新聞に大きく報道され,新渡戸が批判の矢面に立った事件(「松山事件」1932年2月)が出てくるらしい。
愛媛大学図書館所蔵の「海南新聞」(「愛媛新聞」の前身のひとつ)のマイクロフィルム(1932年2月5日,7日,25日),旧制松山高校図書の『新渡戸博士文集』,番組の進行役レフェイ・ミシェルさん(北海道教育大学准教授)らの対談が撮影されている。どんな形で番組に出てくるのかは不明である。
大正編第2回目(通算第6回目)には吉野作造(と石橋湛山)が登場する(→http://www.nhk.or.jp/nihonjin/schedule/0708.html)。また同第3回目(通算第7回目)の「河上肇と福田徳三」には八木紀一郎さんが出演するようだ(→http://www.nhk.or.jp/nihonjin/schedule/0715.html)。
新渡戸の松山事件関連をググると……。