097ミュシャ展および図録

ミュシャ回顧展が日本で最初に開催されたのは1978年である。2004年から2006年には「ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展――プラハからパリへ 華麗なるアール・ヌーヴォーの誕生――」に続く全国5会場の巡回展「ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展――パリの夢 モラヴィアの祈り――」が今回の展示である。
リトグラフ,油彩画,ジュエリー,下絵,ポスターなど日本初公開のものを含む246点からミュシャの芸術の歩みを構成していた。小品から大作までの作品群から言葉だけではないアール・ヌーヴォーの世界と故郷・チェコへの思いを強く感じることができた。
図録は裏表紙にミュシャ財団のマークを型押しし,カタログはオールカラーで凝ったものだ。ミュシャの解説2本のほか巻末に「主要作品解説」がある。グッズも種類が多く,見ているだけで楽しくなった。


タイトル 執筆者など
もうひとりのミュシャ――思想家としての芸術家―― 佐藤智子
ミュシャベル・エポック 千足伸行
カタログ -
- 第1章 チェコミュシャ
- 第2章 サラ・ベルナールとの出会い
- 第3章 ミュシャ様式とアール・ヌーヴォー
- 第4章 美の探求
- 第5章 パリ万博と世紀末
- 第6章 ミュシャの祈り
主要作品解説 -
ミュシャ年譜 -
主要参考文献(国内) -
Selected Bibliography -
Mucha Foundation: Exhibitions -
出品目録 -