084&010服部文男遺稿に寄せて

服部文男東北大学名誉教授の訃報(https://akamac.hatenablog.com/entry/20080107/1199698848)の続報。急逝された2007年12月30日直前の草稿が遺稿になった。「宮沢賢治マルクス 研究余話3」(『経済』第150号,2008年3月号,新日本出版社)がそれだ。服部のエッセイ風の書き物は,文献的裏付けがあり,いつも愛読していた。
遺稿になった今回のエッセイは,宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」の下書きと公表物との違いや異稿にふれ,執筆前後(1927年前後)の時代状況を推測している。「雨ニモ負ケズ」は「生徒諸君に寄せる」と題して,戦後『朝日評論』4月号(1946年)に掲載されたものである。
これについては,「宮沢賢治 Kenji Review 」で画像とテキストで読むことができる。→http://why.kenji.ne.jp/asahi.html
服部は本エッセイ末尾で,賢治が「新しい時代のコペルニクスよ」「マルクスよ」「ダーウィンよ」と唱ったことから,マルクスエンゲルスの古典的著作のなかで,この3人の名前が出てくるものはなにか,と「新春クイズ」を出して締めくくっていた(正解は末尾に)。

  • 服部文男先生を語る会
  • 日時:2008年3月23日 午後1時30分〜午後3時30分
  • 場所:東北大学大学院工学研究科・工学部 青葉記念館4F第研修室
  • 会費:3,000円(会場整理費・記念誌・随想録代)

(記念誌『服部文男先生の思い出を語る』(仮題),随想録『マトリョーシカ――服部文男随想録――』(仮題)。後者は日本ユーラシア協会宮城県連合会機関誌『日本とユーラシア』宮城版に100回近く連載されたコラムを収録とのこと。)

  • 懇親会:午後4時〜午後6時
  • 場所:東北大学青葉記念館3F「レストラン四季彩」
  • 会費:2,000円
  • 語る会,懇親会の問い合わせ先
    • 宮城県学習協議会(電話・ファクス:022-268-6855)

(正解:『フォイエルバッハ論』)