「プラハ国立美術館展――ルーベンスとブリューゲルの時代――」(愛媛県美術館,2008年2月9日〜3月30日)を鑑賞。昨年からの巡回展の掉尾を飾るもので,ルーベンスとブリューゲル工房の,いわゆるフランドル美術の黄金期の作品を展示していた。生憎,図録は完売で入手できなかった。カトリック社会で受容された宗教画や歴史画とプロテスタントによって愛好された農村風景や静物との対照が目を引いた。フランドル美術の多様性の一端を見ることができた。なかでも自由学芸を賛美する小品にしばし足を止めて見入ってしまった。
作品数が70点ほどでじっくり見ることができた。