146NHK四国スペシャル「秋山好古の晩年」の放送

NHK松山放送局から附属中学校に放送予定について連絡があった。

(番組名)四国スペシャル 「拝啓 秋山校長殿〜日本騎兵の父 秋山好古の晩年」 10月3日(金)20:00〜20:43 (総合四国のみの放送 43分)
(番組趣旨)平成21年秋から放送予定のスペシャルドラマ「坂の上の雲」。主人公の1人,秋山好古は,日露戦争で世界最強のコサック騎兵と対決し,国家的英雄となった。しかし,それまでの地位と名誉をなげうち,地元・松山の中学校長(引用者注:北豫中学,現松山北高校)となった晩年について「坂の上の雲」では描かれていない。明治人らしく開明的な好古の残した言葉は生徒たちの心を動かし,今なお語り継がれている。秋山好古,最後の6年間を貴重な証言と秘蔵記録を元にたどる。(http://www.nhk.or.jp/matsuyama/tokushuu/tokushuu-281.html


(前列真ん中が秋山好古

この番組の一部で,国の有形文化財である愛媛大学教育学部附属中学校講堂(旧制松山高等学校講堂「章光堂」)が出てくるとのことだ。前にも書いたように(https://akamac.hatenablog.com/entry/20080726/1217066329),愛媛大学は旧制松山高等学校を前身のひとつとしている。新制大学発足直後は旧制松山高校講堂「章光堂」がある敷地(現附属中学校)に,文理学部(現法文,理の2学部と元教養部の前身)があった。旧制松山高校を偲ぶ建物は唯一この講堂「章光堂」だけである。第2次世界大戦末期の松山空襲でも幸い難を逃れ,1923(大正11)年当時の建物のままである。道後温泉はすぐ近くだ。文化庁の指定有形文化財建造物に指定されている(1998年)。