愛媛大学の教育研究評議会は今年度の前半(昨年7月)からペーパーレス会議になった。評議員の前に置かれたノートパソコンに専用サーバから資料(pdfファイル)をダウンロードして参照する。部局等での報告にはこのダウンロードファイルをそのまま使う。
評者の所属する学部(学科)ではこれに合わせて教授会資料を専用サーバに置き,事前にダウンロードしておくようにしてペーパーレスにした。会議の際パソコンを持ち込んで資料を閲覧している人はごくごく少ないので,プロジェクターで資料を写している。必要な資料は専用サーバから取り出せるので,紙を保存する手間がなくなった。人事など重要な案件の資料は印刷して配付しているが,一番大きな効果は職員の印刷と使用済み資料の廃棄の労働がなくなったこと(全員出席を前提として資料を印刷していたのでかなりの量だった)。人員削減と事務の集中化で学部に張り付いている職員は総務関係だけなので,本来の総務の仕事に専念できる。
さて全学の教育研究評議会は今年度中に iPad を導入することになった。どうやら評議会時だけの情報端末として使うようで,メンバーに iPad を貸与(?)するわけではないかもしれない。評者はすでに自分の iPad を評議会時の情報端末として活用している。机上を広く使えるうえに,視界が開けてすこぶる快適である。
学部(学科)での iPad 導入も現実的になってきた。