097松江散策

大学の仕事で松江に来た。松山からは予讃線(「いしづち」),岡山乗り換えで伯備線(「やくも」)を使って6時間ほどかかる。伯備線利用と松江は初めてなので,川沿いに進む伯備線の車窓は飽きがこない。峠のトンネルを越えるまで進行方向と逆に流れていた川がこんどは同じ方向になる。中国山地の険しさを垣間見る思いがする。伯備線の車両は窓が小さいうえに,揺れも強い。
昼過ぎに着き,午後の時間を松江散策に当てた。松江駅前から「ぐるっと松江レイクライン」を利用して,小泉八雲記念館,小泉八雲旧居,武家屋敷,田部美術館など塩見縄手と呼ばれるあたりを散策し,鑑賞してきた。八雲記念館では八雲の孫が山下汽船に勤めたことがあるのを再発見し,貸し切り状態だった田部美術館では田部家23代で集めた茶道具などを堪能した。美術館といい収蔵品といい,山林地主として財をなした田部家の実力を想像させてもらった。





(塩見縄手案内板)
小泉八雲像)
(「書状集荷」1871年郵便事業開始時のポストの復元)