244世界卓球蘇州大会特集記事

日経の記事(2015年4月21日付)はほぼ一面を使って26日から始まる世界卓球蘇州大会を扱っていた(山口大介の署名記事)。
男子シングルスの水谷隼,女子シングルスの石川佳純,中学生で初出場する「みううま」(伊藤美誠平野美宇)に焦点をあて,男子シングルスとしては小野誠治(79年平壌大会金メダル)以来,女子シングルスとしては小和田敏子(69年ミュンヘン大会金メダル),浜田美穂(同大会銅メダル)以来のメダル獲得への可能性に期待を込めてまとめていた。
みうみま」は将来性を見込まれてシングルスとダブルスに出場する。このエントリーで触れてきたように,「みま」は世界ランキング15位に達し,ペアは第4シードで大会に臨む。中学生「みうみま」への対策も進んでいるなか,どこまで勝ち進めるかに注目したい。
オリンピックでの個人戦は一カ国・地域から2人までという制限があるのに対し,世界卓球は最大6人エントリーできる。最強国の中国からは男女とも6人がエントリーし,文字どおり最強を決める大会がこの世界選手権である。
水谷,石川とも世界ランキング通り第5シードである。組み合わせ次第ではベスト8までにトップランキングではない中国選手と対戦することもあるが,それ以降は中国選手と対戦することは間違いない。すくなくとも複数の中国選手に勝たないとメダルは獲れない。水谷は一度も勝ったことがない中国四天王(馬,許,張,樊)の一角を崩さなければメダルに届かない。石川もほぼ同じ状況だ。
主だった試合はテレ東系で放送される。評者はitTV(→http://www.ittf.com/ittv/)でライブ中継で観戦するつもりだ。大会ページでは詳細がほぼリアルタイムで確認できる(→http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2503&category=WTTC)。