愛媛県美術館の「M.C.エッシャー展――視覚の魔術師――」(2007年7月14日〜8月26日)に行ってきた。「ベルベデーレ(物見の塔)」,「上昇と下降」,「滝」,「メビウスの輪 I 」,「バベルの塔」などエッシャーの代表作をみることができた。エッシャーの生涯に沿って作品(約100点)を紹介していた。
エッシャー展は,要するにハウステンボスのコレクションの一部を展示したもの。2,880円もした図録(写真)も,1994年3月初版,1998年12月増補,2007年8月増補第10刷と,ハウステンボス美術館の図録そのものではないか(展示の図録として売っていた)。パネルの壁紙は汚れていたし,図録も「だまし絵」ならぬ「だまし図録」。「だまし絵」を見に行って,図録に見事にだまされた。実行委員会(愛媛県美術館,愛媛新聞社,南海放送)さん,展示の図録とハウステンボス美術館の図録とは違うんじゃないですかね?