午前中から松山郊外に昨年5月にできた大型ショッピングセンター「エミフルまさき」に行った。ちょうど,愛媛県出身の元関脇玉春日のトークとサイン会があり,ミーハーぶりを発揮して握手をして色紙をもらってきた。
その足で愛媛県美術館で開催中の標記展に行く。スタジオジブリ作品の背景画で知られる男鹿和雄の絵は,緻密さと大胆さが同居している。背景画,背景画およびセル画,美術ボード,美術設定の約600点の展示だ。詩集や絵本のために描いた挿絵もある。自然の色彩感がすばらしい。
ジブリ作品を手がける前に,「侍ジャイアンツ」,「はじめ人間ギャートルズ」,「あしたのジョー2」,「幻魔大戦」,「はだしのゲン」,「カムイの剣」,「夏服の少女たち」にも関わっていたことを初めて知った。
正月休み中とあって,子供連れの家族で賑わっていた。
- 全国巡回展:日本テレビ→http://www.ntv.co.jp/oga/
- (終了)東京都現代美術館 2007年7月21日(土)〜10月1日(月)
- (終了)松坂屋美術館 2008年5月1日(木)〜5月20日(火)
- (終了)札幌芸術の森美術館 2008年7月12日(土)〜9月15日(月・祝)
- (終了)秋田・角館平福紀年美術館 2008年9月20日(土)〜11月4日(火)
- (開催中)愛媛県美術館(http://www.ehime-art.jp/) 2008年11月22日(土)〜2009年1月18日(日)
- (予定)長崎県美術館(http://www.nagasaki-museum.jp/) 2009年4月4日(土)〜6月14日(日)
- (予定)長野県信濃美術館(http://www.npsam.com/) 2009年6月27日(土)〜8月27日(木)
図録は技法解説資料展示以外のすべてを掲載している。筆を使って立方体,球体,円柱を描くことから修業が始まったことなどを語ったインタビューもおさめられている。2,800円で売っていた。
タイトル | 執筆者など |
はじめに | - |
里山に開かれた窓 | 高畑勲 |
男鹿さんの絵と出会って | 吉永小百合 |
「職人」が支えてきた日本美術 | 山下裕二 |
自然を愛する自由人,男鹿和雄 | 小林七郎 |
第1章 | 背景:テレビから映画へ |
第2章 | 投影:ジブリ作品に想いを映す |
第3章 | 反映:映画を離れて |
男鹿和雄インタビュー | - |
展示物リスト | - |