184向壽一著『ポスト・グローバリズムの時代を生きる』

書誌情報:法律文化社,iii+201頁,本体価格2,000円,2008年6月5日発行

ポスト・グローバリズムの時代を生きる

ポスト・グローバリズムの時代を生きる

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著者は2006年に「 PPG (Project Post Globalism) 通信」を発行していたことがある。この個人発行のメールニュースはほぼ毎日届いた。読むのも大変だったが,書く方がはるかに時間と労力を必要とする。読む方は飛ばし読みができるからだ。
本書はこの通信をもとにその後に生じたサブプライム・ローン問題などを加えて編んだ「読書ノートを中心としたエッセイ」「雑学風エッセイ」である。アメリカ主導のグローバリズムにあえて異を唱え,ポスト・グローバリズム時代に生きる教養と知恵を身につけようという実践の書ともいえるだろう。
ただし,本書で扱った書誌データをまとめるなど本としての特徴を生かしきれていない。編集にやや安易さを感じた。