書誌情報:日経BP社,213頁,本体価格1,500円,2015年4月13日発行
- 作者:大籔崇
- 発売日: 2015/04/09
- メディア: 単行本
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著者は,松山で地元産にこだわった多角的な経営をしている企業「エイトワン Eight One」(→http://www.eightone.jp)の代表取締役社長をしている若き経営者兼投資家である。「日本の遺伝子を,前へ。」をスローガンに,今治タオルの「伊織」「Dayleaf」,砥部焼の「白青」,湯道具の「YUIRO」,愛媛蜜柑にこだわった「TEN10」,地元食材を使った「ヨーヨーキッチン」「SOHSOH」,道後温泉のホテル「夢蔵」「道後やや」,愛媛産のお土産「ehimesm」を展開している。
広島・福山出身ながら愛媛大学法文学部で学んだ縁で第二の故郷である「愛媛を盛り上げる経営」を目指している。学生時代はパチンコ三昧で留年し,引きこもった時代もあったという。パチンコで稼いだ資金をもとに株式投資に成功し事業資金15億円を貯め,最初の不動産事業からホテル経営と今治タオル事業への転換で軌道に乗った。
自分のことしか考えなかったパチンコ三昧と投資家から地元を盛り上げるために経営者兼投資家への道を選んだ著者の経験が淡々と綴られていた。
事業活動のなかに自分の生きることの意味を感じることができるから,会社から受け取る報酬は月1円(!)で,経費も使わないという。「4年半通った愛媛大学の学食にも幾多の思い出が詰まっている」(200ページ)そうだ。
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