214日本のエネルギー戦略

NHKスペシャル「密着 エネルギー争奪戦――日本の逆襲――」(→http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0602/index.html)を観た。アメリカから始まった「シェール革命」を背景に,日本の中東やロシアとの廉価な天然ガス輸入をめぐる駆け引きと天然ガスによる高効率の発電システムの導入をめぐる競争を扱っていた。
日本の原発をふくむ発電状況や発電メカニズムの理解を前提とした内容であり,原発再稼働の動きとはあえて結びつけない意図を感じた。国際的エネルギー争奪戦と効率的な発電技術によって火力発電所のフル稼働が実現する可能性をもつと理解するなら原発に触れずとも脱原発を主張しているとも読めなくはない。
国家のエネルギー戦略に商社の営業活動が深く絡んでいることをも確認できる。