209特定非営利活動法人日本イーラーニングコンソシアム編『eラーニング白書2008/2009年版』および佐伯胖監修CIEC編『学びとコンピュータハンドブック』

書誌情報:東京電機大学出版局,vii+176頁,本体価格3,360円,2008年8月1日発行

eラーニング白書〈2008/2009年版〉

eラーニング白書〈2008/2009年版〉

書誌情報:東京電機大学出版局,vii+399頁,本体価格6,615円,2008年8月1日発行
学びとコンピュータハンドブック

学びとコンピュータハンドブック

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前著は刊行8年目の白書だが,「経済産業省商務情報政策局情報処理振興課編」ではなくなり,NPO法人によるボランティア出版になった。すこし小ぶりになりはしたものの,白書として継続してほしいものだ(昨年のものについては→http://d.hatena.ne.jp/akamac/20071201/1196492252)。

タイトル
序章 本書の特徴とeラーニングの定義
第1章 企業,個人におけるeラーニングの活用状況
第2章 教育機関におけるeラーニングの活用状況
第3章 eラーニングビジネスの動向
第4章 アジア主要国の状況
第5章 SCORM規格の普及
付録 アンケート調査の概要

次著は,評者が関係するコンピュータ利用教育協議会(CIEC)の創立10周年記念出版である。中項目主義で,教育に重点を置いた事典といえる。下記の項目のもと6〜13の解説がある。値は張るが,是非座右にどうぞ。「10」を担当された筒井さんがすでに詳しく紹介してくださっている(http://d.hatena.ne.jp/ytsutsui/20080802

項目 タイトル
1 学習観・教育観
2 コンピュータ,ネットワークの技術的・社会的展開
3 コンピュータ利用教育
4 「情報」教育
5 小・中・高での「情報」教育
6 大学における「情報」教育環境
7 外国語教育・学習におけるコンピュータ利用
8 各分野におけるコンピュータ利用
9 社会人教育における授業法
10 社会とコンピュータ利用教育
索引 -
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