310松本朗著『入門 金融経済――通貨と金融の基礎理論と制度――』

書誌情報:駿河台出版社,vii+139頁,本体価格1,200円,2009年4月24日発行

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内生的貨幣供給論(経済社会の基礎にはその社会の再生産の動きがあり,その動向が貨幣・通貨を生み,貨幣・通貨の原動力になっていると考えること)の立場での貨幣信用論・金融論の入門テキスト。「異端な理論体系」(iiiページ)とはマルクス経済理論(=貨幣・信用論)を指す。
金融工学金融商品に踊らされてきたここ10年を,基礎理論で再考するのに便利だろう。