書誌情報:ぎょうせい,221頁,本体価格2,381円,2009年3月30日発行
男女共同参画統計データブック 2009―日本の女性と男性 (2009)
- 作者:国立女性教育会館
- 発売日: 2009/04/18
- メディア: 単行本
- -
2003年版,2006年版に続くシリーズ3である。独立行政法人国立女性会館(NWEC,ヌエック)は,「統計に見る女性の現状」,「女性及び家族に関する統計の調査研究」,「女性及び家族に関する統計データベース」などを作成・実施してきた。
シリーズは,「男女共同参画社会基本法」の公布・施行(1999年6月)と「男女共同参画社会基本計画」(2000年12月)を契機に,各種統計データを整備してきたもので,2003年から3年ごとに刊行されたきた。閣議決定(2005年12月)された「男女共同参画基本計画(第2次)」では「男女の置かれている状況を客観的に把握することのできる統計情報の収集・整備・提供」が基本とされてもいる。
データの説明だけでなく,統計解説,用語解説,文献とウェブサイト案内,附属資料もある。読み物としても十分通用する。統計解説ではジェンダー統計からみた改善方向についてまとめており,批判的統計学の視点も合わせ持っている。カラー化とデータのデジタル利用の実現を望みたい。
- もくじ(http://www.nwec.jp/jp/publish/book/page11.html,目次詳細pdf→http://www.nwec.jp/jp/data/page1101.pdf)
- 刊行にあたって
- はじめに
- 統計表と統計図の理解のために −凡例
- 章末の統計解説−その構成,検討・評価および改善方向−
- 第1章 人口
- 第2章 家族と世帯
- 世帯と家族
- 高齢者と家族
- 子どものいる世帯
- 結婚と離婚
- 配偶関係
- 都道府県別における家族と世帯
- 統計解説
- 第3章 労働力と就業
- 第4章 労働条件
- 第5章 生活時間と無償労働
- 第6章 家計と資産
- 家計収入の種類と世帯
- 2人以上の世帯の家計(勤労者世帯)
- 共働き世帯の家計(勤労者世帯)
- 単身女性と男性の家計と資産(単身勤労者世帯)
- 母子世帯と父子世帯の家計
- 高齢者世帯の家計
- 農家世帯の家計
- 統計解説
- 第7章 教育と学習
- 学校教育での児童,生徒,学生
- 小学校,中学校,高等学校の教員
- 大学教員と研究者
- 社会教育での学習
- 都道府県における教育・学習
- 統計解説
- 第8章 社会保障と社会福祉
- 第9章 健康と保健
- 労働と健康
- 生活習慣と健康
- 疾病と死亡
- リプロダクティブ・ヘルス
- 健康・保健医療関連サービス
- 都道府県における健康・保健
- 統計解説
- 第10章 安全,犯罪と暴力
- 自然災害・事故と交通事故
- わが国の犯罪動向 −犯罪加害者
- 犯罪被害の実態
- 都道府県における事故と犯罪
- 統計解説
- 第11章 意思決定
- 政治への参画
- 行政への参画
- 司法への参画
- 国際分野への参画
- 民間・地域団体等への参画
- 地方議会や行政への参画
- 統計解説
- 第12章 意識調査
- 男女共同参画意識
- ワーク・ライフ・バランス
- 独身男女の結婚やライフコースに関する意識
- 子どもをもつことに関する意識
- 統計解説
- 用語解説
- 文献とウェブサイト案内
- 附属資料
- 図表目次
- 関連エントリー
- ジョニー・シーガー著原民子/木村くに子訳堀口悦子翻訳協力『地図でみる世界の女性』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20070716/1184577650
- 武田祐子・木下禮子編著中澤高志・若林芳樹・神谷浩夫・由井義通・矢野桂司著『地図でみる日本の女性』→https://akamac.hatenablog.com/entry/20070613/1181729355