353演劇『資本論』をテレビで見る

昨夜のNHK教育テレビ「芸術劇場」で情報コーナー「ドキュメンタリー的演劇 リミニ・プロトコルの魅力」,劇場中継「カール・マルクス資本論,第一巻」(東京バージョン)を見た。
資本論』の朗読を織り交ぜ,登場人物の実人生,現代社会の問題を描写するという特徴が出ていたように思う。演劇評を書くほど演劇鑑賞の場数を踏んではいないが,日本人キャスト4人のうち2人は知り合いということもあり,身近に感じることができた。キャスト12名のマルクスや『資本論』への思いは均一ではない。ドイツ人の多様な人物像がドキュメンタリー演劇の一端か。