ネットユーザにとっては迷惑このうえないスパムとは,「公開されているWebサイトなどから手に入れたメールアドレスに向けて,営利目的のメールを無差別に大量配信すること。インターネットを利用したダイレクトメール。」(「IT用語辞典 e-Words:http://e-words.jp/w/E382B9E38391E383A0.html)である。
「「SPAM」とは,Hormel Foods社の味付け豚肉の缶詰の商品名のこと。イギリスのコメディー番組「Monty Python’s Flying Circus」(モンティ・パイソンの空飛ぶサーカス)の有名なコントに次のようなものがある。レストランに夫婦が入ってきてメニューを選んでいると,近くに座っているバイキングの一団が「SPAM,SPAM,SPAM!」と大声で歌いだす。次第に店員も「SPAM」を連呼しだし,最初は嫌がっていた夫婦も最後には屈してSPAMを注文せざるを得なくなる,という筋書き。ほしくもないのに大量に送りつけられてくる広告メールから,このコントでしつこく連呼される「SPAM」を連想したのが由来と言われている。」(同上)
さて,科研の研究会のため一橋大学に向かう。松山から羽田の機中,ANAの機内誌『翼の王国』(→http://media.ana.co.jp/magazine/index.html)2010年3月号を手に取り,長友啓典「おいしい手土産 【ハワイ】SPAMの缶詰(ただし,むかし話……)」を読む。このSPAMがハワイのゴルフ場のスナックで売られていて,なんとおにぎりの上に載せてあった。感激のあまり,ハワイのスーパーで10缶ほど買い占め日本に持ち帰り,冷凍庫に入れて凍ったSPAMを食すると絶妙だったという。
今では日本のコンビニで何個でも好きなだけ買うことができるのがこのSPAM。ネットのSPAMには毎日お目にかかっている。本物のSPAMも今や身近になってしまった。ハワイのおにぎりにはSPAMが載っていることやSPAMを日本のコンビニで買うことができるとはなんとも不思議な縁というべきだろうか。
研究会のあとの会食は,国立駅前の「かゆや」(→http://kayuya.tamaliver.jp/)だ。おじさんたちが多いメンバーにとってはヘルシーメニュー,銘酒,締めのおかゆは胃袋の納まりがとてもいい。SPAMとは対照的だ。(東京・吉祥寺のホテルにて)
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