医学部に行く機会があり,愛媛大学医学部附属病院の患者図書室「ひだまりの里――みんなの医療情報 A から Z まで――」(2011年5月23日設置)を見学することができた。医学部・附属病院は松山市の東南の東温市にあり,車・電車で40分ほどかかる。
患者図書室(http://kanjatoshoshitsu.org/)は NPO 「医療の質に関する研究会」(郡司篤晃理事長・日野原重明名誉理事長)(http://www.npo-shitsuken.org/)が寄付することで患者のための図書室を開設するもので,2007年から5ヶ年計画で設置している(ロンドンに本店を置く製薬会社・アストラゼネカの CSR 活動の支援による)。全国では現時点で29病院に開設されている。大学附属病院は数例しかないようで,国立大学病院では香川大学に次いで2番目,愛媛県では最初の開設という。愛媛大学の例では毎月650〜900の利用があるとのことだった。
図書の閲覧・貸出,パンフレット・チラシ,映像資料,インターネットの利用のほか,相談室もそなえ,くつろぎの空間の創出を意図したレイアウトになっていた。
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