727小樽商科大学江頭ゼミナール第10期生編『おたるラーメン事典』

書誌情報:49頁,非売品,2011年発行(詳細不明)

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経済学史学会大会の会場に置いてあった。江頭ゼミ活動の一環として食べ歩きして作り上げた小樽愛に満ちた冊子だ。ほぼ一年かけて小樽市内のラーメン店を調べ地図と写真と店情報を網羅している。
小樽といえば寿司と餡かけ焼きそばがご当地グルメだそうだ。評者もたしかにとある寿司屋さんで昼食をとったのだった。ご当地グルメ本は小樽でもいくつかあるのだろうが,ゼミとして取り組み,表紙,地図,紹介記事,写真加工などゼミ生の手作りなのがいい。小樽はラーメン激戦区なのにラーメンの話題が少ないのはなぜか。アンケート分析はゼミの取り組みらしさを味付けしている*1
地図の番号と紹介記事中のラーメン店とのシンクロ,発行年月日の記載は第2版に期待だ。
小樽の観光地には「おたンプラリー」のスタンプがある。これを企画したのも江頭ゼミ(第12期生)である。
指導した江頭さんは松山の出身である。北の大地で頑張っている。

*1:この取組は2012年3月16日の学位記授与式(卒業式)で学生表彰を受けた。「小樽のラーメン店を全店廻り,その紹介を『小樽ラーメン事典』として刊行した。これは小樽の観光振興および歴史的記録としての価値を持つ。また,このプロジェクトは,新聞でも取り上げられ広く本学の活動を道内市民に広めることに貢献した」(『小樽商科大学学園だより』第166号→http://www.otaru-uc.ac.jp/campus/seikatujoho/gakuendayori/dayori166.pdf)。