080映画『〜放射線を浴びた〜X年後』を鑑賞

松山・シネマルナティックでの鑑賞は叶わず,総合科学研究会が学祭中に企画した上映会で観ることができた(11月11日の午前と午後の2回上映)。午前の上映会には監督もあいさつに来られていたようだ。大学内での上映会は東京の K 大学につづいて2大学目と聞いた。
ビキニ水爆実験は6回にわたることや日米政府間で200万ドルの慰謝料でなかったことにされたこと,漁協への補償も組合員にはまったく知らされていなかったことなど政治的駆け引きで封印され,風評を気にせざるをえなかった被ばくの実態を伝えていた。
死の灰」は第五福竜丸や多くの漁船・貨物船だけでなく,当時のアメリカのシミュレーションによると日本列島全域を覆っていた時期もある。大袈裟でなく「日本列島は「死の灰」で覆われていた!」のだ。
上演は全国に広がりつつあり,今回のように自主上映も可能だ(→http://x311.info)。多くの人に観てもらいたいドキュメント映画である。