069山下亀三郎の生家

三瓶高校創立90周年記念講演会でお会いしたご子孫の重蔵さんから生家の写真が届いた。一枚は航空写真で生家を撮ったもので,絵葉書にしてあった。亀三郎の生家という茅葺きの家をネットで見つけ講演の時利用した。重蔵さんによれば生家ではないとのことだった。掲載写真は現在(おそらく数年前)の亀三郎の生家である。庄屋をしていた生家はなるほどかなり広い。
もう一枚は,今年の春,大石尚子(ひさこ)参議院議員(「大石尚子オフィシャルホームページ」→http://www.oishihisako.com/index.html)を招いて園遊会をしたときのものから。ちょうど桜が満開のときだった。
大石さんは秋山眞之の孫――眞之・季子夫妻の四男二女の二女で末子・宜子(たかこ)の長女――にあたる。眞之は亀三郎とは同郷ということもあり,また年齢もほぼ同じで親しかった。亀三郎は日露戦争開始の情報を眞之から入手し,最初の船・喜佐方丸を海軍の徴用船にしたという話は有名だ。また,眞之は亀三郎の小田原の別荘で息を引き取ったのだった(1918・大正7年2月4日)。眞之の四男のうちひとりは山下汽船,もうひとりは亀三郎が関係した浦賀船渠に入った縁もある。
二枚とも縮小している。吉田町に行って一度お邪魔してみたいと思っている。