NHKスペシャル「国際共同制作 和食 千年の味のミステリー」を興味深く観た(→http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/1215/)。みそ,しょうゆ,みりんなど和食の味を決めるうまみを作るカビ(アスペルギルス・オリゼ;日本麹カビ)の話である。
種麹屋(たねこうじや)はまさに「世界最古のバイオビジネス」だ。自然界にあった菌をもとに椿の灰を使いながらオリゼを培養してきたという。オリゼは日本にしか存在しない人工培養した菌である。
一子相伝という種麹屋はまるでバイオ研究室だった。初めて映像化したオリゼの繁殖の様子というミクロの世界から老舗の造り醤油屋や京料理人という「口(くち)」の世界まで華美なカビが生きていた。
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