173女子団体銀メダル(アジア大会卓球)

女子団体の日本チームは善戦した。最強の中国にたいし,X起用の福原がA起用の丁寧(世界ランキング2位)に3-1と勝つ。福原は対丁寧戦で初勝利だった。福原のフォア・バックの速攻が丁寧を上回り会心の試合だった。
Y石川はB劉詩雯(世界ランキング1位)から第1ゲームを取るが,徐々に調子を出してきた劉に1-3と惜敗した。前陣でのラリーは見応えがあった。
14歳中学2年のZ平野美宇はC朱雨玲(世界ランキング第5位)に0-3と及ばなかった。レシーブやフォアでの強打も慣れられる苦しい。技術だけでなくボールの威力が増せば世界で通用することを教えられた試合だった。
Y石川とA丁寧との試合は,ミスが少なく打ち合いに持っていった丁寧の試合運びが光った。福原に負けた丁寧だったが,びびることなく名前のごとく丁寧に両ハンドを振り切っていた。
準決勝まで2ゲームを失っただけの中国にたいして,福原の1勝(3ゲーム)と石川の1ゲーム,計4ゲームを取った日本チームは予想以上に健闘した。劉詩雯が2敗してシンガポールに負けた世界選手権モスクワ大会の再現かと思わせる展開に持ち込んだ日本のチーム力は賞賛に値する。
男子団体は中国が韓国に3-0と勝った。初戦で馬龍が韓国のチョッパー・朱世赫との大激戦(11-9, 11-9, 10-12, 15-13)を制した。是非とも見たい一戦だ。