260吉村真晴優勝(卓球ワールドツアー・ザグレブオープン)

ザグレブオープン(5月19日〜22日)の男子シングルスで吉村真晴が優勝した。
中国の帰化選手でクロアチアの譚瑞午(Tan Ruiwu)との決勝は,4-2 (11-9, 9-11, 9-11, 11-6, 11-5, 11-3) と逆転で勝利した。第3ゲームまで強打をカウンターされることが多く譚のうまさが光る。吉村のアップダウンサービスが威力を発揮し始め第5ゲームの最後には完全にお手上げ状態に追い込んだ。
準決勝の対李尚洙(Lee Sangsu,韓国)戦も終始攻めて主導権を握り危なげなく 4-1 (11-4, 11-7, 11-4, 7-11, 11-8) と圧倒した。
世界選手権蘇州大会では石川佳純と組んだ混合ダブルスで銀メダルを獲得し,活躍が期待されていた前週のベラルーシオープンでは準々決勝で高校生の及川瑞基に完敗していた。3月のスペインオープンに続く優勝で一気に注目度が高くなった。水谷,丹羽に続く選手として期待できるひとりだ。