259森薗・大島ペア優勝(卓球ワールドツアー・ザグレブオープン)

クロアチアザグレブで開催されている大会(5月19日〜22日)は最終日を迎えている。
男子ダブルスの森薗政崇・大島祐哉ペアは決勝で韓国の金東賢(Kim Donghyun)・趙彦来(Cho Eonrae)ペアに 3-0 (11-4, 11-6, 11-5) で勝ち優勝した。3週間前の世界選手権蘇州大会で優勝ペアの許しん・張継科ペアと準々決勝で対戦し,ゲームオールの10-8からジュースの末,惜しくも敗退していた。全5試合を 3-0 と圧勝し実力を遺憾なく発揮した。森薗のチキータが面白いように決まり,ペアのコンビネーションも抜群だった。
女子シングルスの伊藤美誠は準決勝で韓国の新鋭・チェ・ヒョジュ(Choi Hyojoo)に 3-4 (7-11, 11-9, 12-10, 12-10, 8-11, 7-11, 7-11) に逆転負けし,前週のベラルーシ大会に続く優勝はならなかった。第5ゲームまでは競りながらもゲームをとり 3-1 とリードしてからやや受け身になった。第7ゲームはラリーのエッジボールが入ったり,サーブミスで盛り返せなかった。福原――2回戦で敗退。相手の倪夏蓮(ルクセンブルク,Ni Xialian)は中国の帰化選手でなんと1963年生まれのベテランだ。中ペン表ソフトでかつての中国スタイルでプレーする。ベスト8まで勝ち上がった。――,平野早矢香はじめ日本選手が3回戦までで姿を消すなかで14歳で2週連続のベスト4は大健闘だ。しかも3回戦までの3試合はフルセットだった。勝負強さも伊藤の魅力だ。
ほかに,男子U21シングルスで大島が3位,女子U21シングルスで佐藤瞳が2位,浜本由惟が3位に入賞した。佐藤は前週のベラルーシオープンに続く2週連続優勝に一歩届かなかった。
男子シングルス決勝には日本時間の23時15分から吉村真晴が登場する。第1シードだった森薗らが3回戦までに敗退していた。吉村には3月のスペインオープンに続く優勝を期待したい。相手は中国の帰化選手でクロアチアの譚瑞午(Tan Ruiwu)だ。