日韓外相会談で慰安婦問題について「最終的かつ不可逆的解決」(岸田外相)の合意のかげで,「飼料用脱脂大豆製品に関するご報告」(J‐オイルミルズと上組)の報があった(朝日新聞→http://www.asahi.com/articles/ASHDX5Q16HDXULFA01Q.html?iref=comtop_list_nat_n01;J-オイルミルズ→http://www.j-oil.com/company/press/2015/飼料用脱脂大豆製品に関するご報告.pdf)。
「株式会社J-オイルミルズが製造した飼料用脱脂大豆のうち,総合物流事業を行う株式会社上組の鹿島支店倉庫を経由して既に出荷した遺伝子組換え分別脱脂大豆(non-GMO 脱脂大豆)が, 同倉庫内において誤ってJ-オイル社の製品ではない不分別脱脂大豆(GMO 脱脂大豆)と混入して出荷されていた」という。509トン中に約128トンが混入し,「今回誤って混入された不分別脱脂大豆については,日本国内において飼料用としての安全性が認められ,これを飼料用として使用した食品の安全性には問題ありません」と書く。
遺伝子組み換え大豆が飼料用としてすでにわが国に輸入され,「日本国内において飼料用としての安全性が認められ」ていた。
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