379プレシジョン・メディシン(精密医療)

NHKスペシャル「“がん治療革命”が始まった〜プレシジョン・メディシンの衝撃〜」(→http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20161120)を観た。
昨年,国立がん研究センター東病院など全国200以上の病院と10数社の製薬会社によって「SCRUM-Japan(スクラム・ジャパン)」と呼ばれるプレシジョン・メディシンのプロジェクトが始まった。がん細胞の遺伝子を解析し速やかに適切な薬を投与し,標的がん細胞を縮小させる。変異をもたらした遺伝子の特定とその変異に効く薬の開発とが欠かせない。
従来の部位毎の治療から臓器横断的ながん治療が可能になり,臨床試験では劇的な効果があったという。現在では保険適用外であり高額医療費ががん患者や家族を悩ませる。効くかどうかわからず副作用を伴う従来のがん治療薬を使わないことになれば治療費を抑えることにつながる。
プレシジョン・メディシンが普通になることを期待したい。