NHKクローズアップ現代+「14億の熱狂を生み出せ――中国 膨張するサッカー“バブル”――」を観た(→http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3925/index.html)。
巨額マネーで有名選手や監督を招き,クラブチーム(1〜3部で52チーム)の強化をはかる一方,サッカー強化企業や学校を国策で優遇する中国を報じていた。サッカー場50面(100面だったか?)を擁し3千人の学生がいるサッカー学校(広州恒大の名が出ていた。「中国人民大学付属中学・恒大皇馬足球学校」でマドリードとオランダにも開校している)も作られていた。
ワールドカップに出場し,開催し,優勝するとの習近平の夢を託すサッカーはさながらバブルである。それも農民工の子どもたちが夢を実現するチャイナ・ドリームの舞台でもある。
地域に根ざしたクラブチームの育成やスポーツの多様性を担保できなければバブルで終わってしまうだろうが,中国の指導者はサッカー熱が国民のさまざまな不満を解消させることにも繋がると冷静に判断しているとも思える。
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