1225『卓球グッズ2017』(月刊卓球王国6月号別冊)

書誌情報:卓球王国,138頁,本体価格667円,2017年6月13日発行

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日本のトッププレイヤーのテナジー使用率は75.6%という。昨年度の全日本選手権男子シングルスベスト64の選手使用率からバタフライがはじき出した数字である。そのうちテナジー05が55.9%,テナジー64が5.5%,テナジー80が12.6%,テナジー05FXが1.6%である(本誌55ページのバタフライの記事から)。
圧倒的なシェアを持つバタフライがオープン価格によって高騰したテナジーの下の層を狙った新製品ロゼナを出した(4月21日発売)。ハイテンション系裏ソフトで5,000円(税別)と愛好者でも手が届く価格である。
アンドロはポスト・テナジーの中・上級者向けの新商品ラザンターを発売した(3月12日発売)。こちらは6,200円(税別)である。
今年の表紙を飾るコピーは「ラバー戦,勃発! ロゼナの実力 進撃のラザンター」はこの2製品の試打・検証が最大の売りだ。
ラバー市場には5,000円以上のAゾーン(テナジー,ファスタークG-1,V>15,オメガV,ラクザX,GF PROなど),4,000円から5,000円にかけてのBゾーン(ヴェガ,ヴェンタスなど),旧来の高弾性高摩擦のCゾーン(マークVなど)があり,ロゼナはBゾーン,ラザンターはAゾーンでの勝負ラバーになる。
テナジーがオープン価格になってからのファスタークG-1人気市場に大きな変化が起きそうだ。