1280五味文彦著『日本の歴史を旅する』

introduction

書誌情報：岩波新書（1676），vii+248頁，本体価格860円，2017年9月20日発売

日本の歴史を旅する (岩波新書)

日本の歴史を旅する (岩波新書)

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『ＵＰ』（東京大学出版会）の連載「地域の力を歴史に探る」（2009年〜2011年）に訂正・増補したもので，地域特有の人・山・食・道に整理されている。
人では芭蕉，連歌師宗長，菅江真澄，若山牧水，山では筑波山，立山，白山，六郷満山，食では讃岐うどん，若狭もの，佐渡の味覚，宇都宮餃子，道では四国巡礼道，山陽道，山陰道，会津街道が取りあげられている。
著者の歴史への旅と地域の力をみようという趣旨ゆえ，もちろん全国を網羅してはいない。歴史文書などから浮かび上がる地域の特性と魅力を語っている。
四国は讃岐うどんから平野と海の恵みを，徳島東部の四国巡礼道から山野河海の活用史を見ていた。