242マイケル・カプラン/エレン・カプラン著(対馬妙訳)『確率の科学史――「パスカルの賭け」から気象予報まで――』

書誌情報:朝日新聞社,413頁,本体価格2,400円,2007年3月30日発行

確率の科学史―「パスカルの賭け」から気象予報まで

確率の科学史―「パスカルの賭け」から気象予報まで

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確率にまつわる歴史を,思想,発見,進展,博打,保険,統計,治療,審判,予測,戦闘,存在の項目の下,エピソードを中心にまとめている。高校までは付け足しのように扱われる(今は違うのか)確率は,宝くじや天気予報などじつはもっとも身近な数学ともいえる。数学で検証される確率の世界を,俗っぽい人間のそれといかに結びついてきたかを中心にした解説は,読み物として最適だ。
それにしては枕頭での読書ゆえ,読了まで随分時間がかかってしまった。本書を繙く確率を上げるために,上のほうに積んでおくべきだった。