書誌情報:中央公論新社,369頁,本体価格2,000円,2009年7月10日発行
- 作者:読売新聞教育取材班
- メディア: 単行本
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読売新聞の長期連載「教育ルネサンス」の単行本第3弾(既刊は『教育ルネサンス 教師力』,『教育ルネサンス 東大解剖』。いずれも中央公論新社から。)である。「教師力 大学編」や「大学の実力」シリーズが中心である。
大学生をつくる,大学で学ぶ意味,授業を変える,職業人を育てる,大学の新たな役割,変わる大学選び,の各章は「現代の大学の現場報告」として100大学以上の取組を紹介している。昨年反響をよんだ大学の実力調査結果の再録ともども,大学における教育の質を高める努力の紹介は,これまでの大学本にはない内容だ。大学関係者必読本といえるだろう。
愛媛大学については,授業改善にコンサルタント(2007.7.4),学外の教職員と研修(2008.11.15),連合法科大学院,地方の苦悩(2009.2.14)で取り上げられている。
進学希望者に,オープンキャンパス,大学祭,普段の大学の様子をのぞくように勧めているのはまさにその通り。普段の大学の様子にこそ大学の実力がある。スッピン=実像という平凡なことなのだけど。
- 関連エントリー
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