256社会思想史学会年報『社会思想史研究』第33号

miscellany

書誌情報：藤原書店，248頁，2009年9月30日，本体価格2,400円

社会思想史研究―社会思想史学会年報〈No.33(2009)〉 〈特集〉福祉国家・社会国家の思想 再訪

社会思想史研究―社会思想史学会年報〈No.33(2009)〉 〈特集〉福祉国家・社会国家の思想 再訪

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特集は20世紀型福祉国家を生み出した思想（価値規範）の再検証。19世紀以降のフランス，ドイツ，イギリス，スウェーデンが対象だ。
第34回社会思想史学会大会は2009年10月31日（土）・11月1日（日）に神戸大学（国際文化学部キャンパス）で開催される（→http://wwwsoc.nii.ac.jp/shst/Convention/index.html）。

ジャンル 執筆者 タイトル
＜特集＞福祉国家・社会国家の思想　再訪 - -
- 川越修 社会国家の思想的基盤――歴史への問い――
- 田中拓道 現自由・人格・連帯――フランス第三共和政期社会思想の再解釈――
- 保住敏彦 ドイツ社会国家を形成した思想と現代
- 小峯敦 ベヴァリッジの貧困観と家族観――福祉国家理念の可能性――
- 宮本太郎 家族・雇用・福祉国家――スウェーデンにおける制度形成と言説政治――
コメント 市野川容孝・山森亮・宇城輝人 -
総括コメント 川越修 -
公募論文 - -
- 齋藤宜之 「目的」の探究としてのカント実践哲学――「最高善」と「同時に義務である目的へ」――
- 木村竜太 ウィリアム・モリス，アナーキズム，ユートピア――個と社会の融合を巡って――
- 桐原隆弘 「世俗的言語への「翻訳」と民主主義――公共的理性と宗教の関連をめぐるハーバーマスの見解をめぐって――
- 高田宏史 価値多元論と世俗主義――サンデルとテイラーの比較を手がかりに――
書評 - -
- 有江大介 佐々木亘著『共同体と共同善――トマス・アクィナスの共同体論研究――』
- 土井美徳 ポーコック著（田中秀夫ほか訳）『マキャヴェリアン・モーメント――フィレンツェの政治思想と大西洋圏の共和主義の伝統――』
- 木島泰三 福岡安都子著『国家・教会・自由――スピノザとホッブズの旧約テクスト解釈を巡る対抗――』
- 伊藤誠一郎 渡辺邦博著『ジェイムズ・ステュアートとスコットランド――もうひとつの古典派経済学――』
- 星野彰男 大島幸治著『アダム・スミスの道徳哲学と言語論』
- 安藤隆穂 宇野重規著『トクヴィル　平等と不平等の理論家』
- 重田園江 田中拓道著『貧困と共和国――社会的連帯の誕生――』
- 高柳良治 滝口清栄著『ヘーゲル「法律（権利）の哲学」――形成と展開――』
- 木前利秋 青木孝平著『コミュニタリアン・マルクス』
- 堅田剛 遠藤泰弘著『オットー・フォン・ギールケの政治思想――第二帝政期ドイツ政治思想史研究序説――』
- 細井保 藤本建夫著『ドイツ自由主義経済学の誕生――レプケと第三の道――』
- 小島定 小島修一著『二十世紀初頭ロシアの経済学者群像――リヴァイアサンと格闘する知性――』
- 西成彦 野村真理著『ガリツィアのユダヤ人――ポーランド人とウクライナ人のはざまで――』
- 梅森直之 子安宣邦著『「近代の超克」とは何か』
- 恒木健太郎 柳澤治著『戦前・戦後日本の経済思想とナチズム』
- 森川輝一 齋藤純一著『政治と複数性――民主的な公共性にむけて――』
英文抄録／英文目次 - -
公募論文投稿規定／公募論文審査規定／執筆要領 - -
編集後記 - -