067万年筆博士『HAKASE通信』Vol.19 (2010.9)

標記冊子とともに,カタログ,交流会案内,お知らせが同封してあった。
冊子はこれから3年に一度の発行で希望者のみ送付とのことだ。万年筆博士は手づくりオーダー万年筆で,「用の美」を謳っている。26年間万年筆を造り続けてきた職人田中晴美モデルは注文を打ち切り,3代目で社長兼職人・山本竜製作モデルは現在22カ月〜24カ月待ちである。
3年に一度の発行にこだわりがあるのだろうが,冊子はあえて紙でなくてもいいし,バックナンバーのウェブ掲載を考えてもいい。たった2回の,かなり前の注文にもかかわらずその後ずっと続くアフターサービスはすごいことだと思う。
まだ未踏の鳥取に行って,万年筆博士に寄る,が評者のさしあたっての夢だ。恒例の万年筆交流会では修理・調整・新規注文のほか新カタログ掲載のサンプルを見ることができる。