朝からずっとテレビをつけていた。各局とも地震・津波と原発の状況情報ばかりだ。情報が途絶しているなかにあって「客観報道」の限界を感じる。避難所収容者名や被災者からの一言メッセージでも特集してくれたらはるかに有益と思った。
遠方にいるものにとってもっとも必要な情報は避難所と安否情報だ。携帯各社が伝言板サービスを提供しているとしても,被災地の人が一体どれだけ使える状況になっているのだろうか。被災者が伝言板サービスを利用するよう勧めているのだろうか。
被災地に入ったマスコミ関係者は,孤立した地域から状況を伝えるだけでなく,通信可能な場所から避難者に代わって伝言板サービス利用をするだけでも隔靴掻痒の情報過疎を改善できる。情報のインフラ準備だけでなく,利活用に一工夫する必要があろう。
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