昨日の会場である国立オリンピック記念青少年総合センターで,「「大学のグローバル化」時代における大学図書館の機能強化を考える」をテーマにしたセミナーがあった。
姜尚中(聖学院大学学長)「グローバル化と大学および図書館をめぐる変化」と題した基調講演と深貝保則(横浜国立大学附属図書館長)「横浜国立大学の取り組みから」と題したコメントを聴いた。
姜講演は大学と図書館の機能を20世紀型と21世紀型とに分け,知の官僚制化・閉鎖的アウタルキーと知の市場化・解放的ネットワークにそれぞれ特徴づけ,デジタル化時代をむかえた現在にグローカルと社会資本の必要性を概観していた。
深貝コメントは思想史的解読をもとに図書館職員に組織活性化と新しい研究倫理・学習倫理の担い手を期待するものであった。
講演,コメントとも図書館職員に「ティーチング・スタッフ」(姜の言葉)としての役割の明確化を主張していたように思う。
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