日経のオムロンの全面広告に卓球ロボットが登場していた(10月30日)。7日に開幕した「CEATEC JAPAN 2014」に出展したもので,記事にもなっていた(日経10月7日付→http://www.nikkei.com/article/DGXMZO78036910W4A001C1X11000/)。このロボットはこれまで登場した卓球ロボットをはるかに上回る高性能だ(オムロン→http://www.omron.co.jp/about/story/detail07.html)。
独自のセンシング&コントロール技術をもち人が打ち出す打球を瞬時に判断し,ラケットのフォアとバックで打ち分けラリーを続ける。どんなスピードにも対応できるのかどうかはわからないが,「制振制御デモ」と「二重倒立振子デモ」を駆使し,ただ打ち返すだけでなく打球スピードにあわせるというコンセプトである(http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1410/07/news092.html,http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1410/10/news026.html)。
動画を見るとラージボールのようだ。緩いボールなら攻撃したり,相手の打ちにくいコースやスピードや回転を変えるという実際の卓球とはちがうラリー継続卓球ロボットである。最新技術を装備したごついロボットをみると,下手でも練習すればラリーが続くようになる人間の制御能力と腕・腰・足などの前後左右上下運動能力にあらためて感心する。
「卓球選手との対決」と銘打ったらさらに話題になったかもしれない。
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