251吉村・石川ペア,準優勝(世界卓球選手権蘇州大会)

混合ダブルスの吉村真晴・石川佳純ペアの優勝はならなかった。昨夜の準決勝(前回チャンピオンのキム・ヒョクボンとキム・ジョンのペア(北朝鮮))は吉村のサーブと強打がおもしろいように決まり快勝だった。
決勝の相手は国際ペアの許昕(Xu Xin,中国)・梁夏銀(Yang Haeun,韓国)に対し,0-4 (7-11, 8-11, 4-11, 6-11) と一矢を報えなかった。第2ゲームに吉村の強打が決まり始めたものの,それをしのぐ許のドライブが強烈だった。シングルスの4回戦で後輩の方博(Fang Bo)に負け,左肩を痛めた許はその鬱憤を晴らすようなフォアハンドだった。
混合ダブルスとしては田阪登紀夫・横田幸子ペア(1977年バーミンガム大会)以来38年ぶりの準優勝は久し振りの快挙となった。
女子シングルスの伊藤美誠は,4回戦で福原に勝ったウクライナのブイレンコ(Bilenko Tetyana)と対戦し,見事なカット打ちで 4-1 (11-5, 11-8, 10-13, 11-9, 12-10) と快勝した。日本人選手としては史上最年少で準々決勝に進出し,中国の李暁霞(Li Xiaoxia,WR3)に 2-4 (11-9, 16-14, 2-11, 7-11, 11-13, 2-11) と惜しくも逆転負けした。第5ゲームのジュースをものにしていたら大金星になっていたかもしれない戦いぶりだった。
第4シードだった「みうみま」のダブルスの期待のほうが大きかったが,苦手としてきたチョッパーのペアに2回戦で負けてしまっていただけに(それでも3-4の惜敗で,相手ペアは準決勝まで進んでいる),シングルスの活躍はすばらしい。