1077男の隠れ家ベストシリーズ『日本の名城を往く』

書誌情報:サンエイムック,152頁,本体価格772円,2015年4月13日発行

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現存12天守の城(姫路城,松本城松山城彦根城弘前城犬山城松江城高知城丸岡城備中松山城丸亀城宇和島城),信長・秀吉・家康ゆかりの城と城下町(岐阜城・岐阜,安土城・安土;長浜城・長浜,伏見城・伏見;岡崎城・岡崎,駿府城・静岡),歴史に刻まれた名城(和歌山城,熊本城,岡城,伊賀上野城会津若松城郡山城,久留里城)を来歴・特徴を中心とした文とカラー写真で紹介している。
実際に足を運んだ城は12城で半分にも満たないのだが,石垣や板塀,櫓や狭間,瓦や漆喰などを見る度に動員された多くの職人たちのことを考えてしまう。武将たちが命じて築城させたこれら「名城」の経始(縄張り=設計),普請(土木工事),作事(建築工事)のほうに関心が強い。