348馬龍,丁寧ともに優勝(卓球ワールドツアー・グランドファイナル)

ワールドツアー・グランドファイナル(12月10日〜13日,ポルトガルリスボン)は男女シングルスの準決勝・決勝で幕を閉じた。
男子は馬龍(MA Long)が樊振東(FAN Zhendong)を最後に振り切って4度目の優勝を果たした。国際大会での樊との対戦を6勝0敗と貫禄を示した。今大会の馬はチキータを封印し,ネット際へのストップレシーブとぶつ切りレシーブを多用していた。ラリーでの力強さは相変わらずで,安定したプレーを披露していた。
許しん(「日」に「斤」)(XU Xin)は準決勝で樊に逆転で負け,対戦成績を5勝5敗とイーブンに戻された。
男子のベスト4は中国4強が占め,圧倒的存在感だった。不調だった張継科(ZHANG Jike)は準々決勝で大島を振り切り,準決勝では馬にうまさ(?)で対抗し復調の兆しをみせた。前陣でのバックハンドのストレート打ちは張らしい切れ味だった。
女子は丁寧(DING Ning)が陳夢(CHEN Meng)とのラリー戦を制し,好不調の波が目立った2015年を優勝で締めくくった。女子には珍しい両選手の大きな展開のラリー戦は女子卓球の新しい可能性を感じさせた。丁寧はダブルスとの二冠を達成した。