395平野美宇,優勝(卓球ワールドツアー・ポーランドオープン)

10日前に16歳になった平野美宇(WR19)が快挙を成し遂げ,日本選手としては13回目のワールドツアー優勝となった。2年前のスペインオープンでもファイナルに進出したものの準優勝に終わっていた。また,今年のドイツオープンとクウェートオープンでは2回戦で,カタールオープンでは初戦で姿を消していた。
3回戦でみう・みま対決で伊藤美誠(WR9)に 4-3,準々決勝で佐藤瞳(WR33)に 4-1,準決勝でオランダのリー・ジャオ(LI Jiao,WR25)に 4-1,決勝でシンガポールのユ・モンユ(YU Mengyu,WR29)に 4-0,と圧巻の勝ちっぷりだった。 これまで弱点と言われてきたフォアハンドの強化が実を結んだ。ファア,バックとも振り切って攻撃的なスタイルになっていた。
香港の李皓晴(LEE Ho Ching,WR22)に勝った森薗美咲(WR43),シンガポールの馮天薇(FENG Tianwei,WR6)に勝った加藤美優(WR54),福原(WR5)に勝った早田ひな(WR58),香港の杜凱琹(DOO Hoi Kem,WR20)とドイツのゾルヤ(SOLJA Petrissa,WR13)に勝った佐藤瞳(WR33)と女子選手の活躍が目立った。準々決勝の加藤はユ・モンユに 3-2 から一度はマッチポイントを握りながら逆転負けが惜しかった。石川佳純(WR4)は準決勝でこれまで8勝7敗だったユに負け,決勝に進めなかった。
加藤と平野の10代選手でシンガポールのトップ2,森薗と佐藤(10代)で香港の若手トップに完勝したのは大きな成果だ。石川,福原,伊藤に追いつき追い越せの勢いを感じる若手女子選手の活躍だった。
今月末,UAE(ドバイ)で開催される第29回アジアカップ卓球大会には水谷と大島,みう・みまが出場する。