540馬龍,3回戦で敗れ,平野は丁寧に勝つ(卓球アジア選手権大会)

まさかの波乱が起きた。第1シードの馬龍(MA Long)が韓国の丁祥恩(JEONG Sangeun)に 1-3 で敗れた。中国選手以外ではロンドンオリンピックのアジア予選(2012年5月)で丹羽孝希に負けて以来ではないかと思う。
日本選手では男子シングルスの丹羽,吉村真晴がベスト8に進出した。女子シングルスの平野美宇は準々決勝であの丁寧(DING Ning)に 3-2 (3-11, 12-14, 11-9, 16-14, 12-10) で勝ち,ベスト4入りを決めた。稀にみる接戦を逆転でものにした。ITTF は「ハリケーン・平野」と大きく伝えている(→http://www.ittf.com/2017/04/14/hurricane-hirano-shocks-olympic-world-champion-ding-ning-asian-championships/)。しかも,今日は平野の17歳の誕生日。自分で自分のバースデーを祝ってしまった。
また,男子ダブルスの丹羽・吉村ペア,女子ダブルスの佐藤瞳・橋本帆乃香ペア,伊藤美誠早田ひなペアが準々決勝を突破しベスト4を決めた。
張本智和は3回戦で韓国の張禹珍(JANG Woojin)に 1-3 で,伊藤は中国のチョッパー・武楊(WU Yang)に 2-3 で負け上位進出はならなかった。
シングルスは男女とも第1シード(馬龍と丁寧)が姿を消した。ダブルス,シングルスとも中国にどこまで迫れるかが焦点だ。