541平野,中国選手3選手に勝ち,優勝(卓球アジア選手権大会)

女子シングルスの平野美宇は,昨日の準々決勝の丁寧(DING Ning)に 3-2 (3-11, 12-14, 11-9, 16-14, 12-10),今日の準決勝の朱雨玲(ZHU Yuling)に 3-1 (11-7, 11-9, 11-8),決勝の陳夢(CHEN Meng)に 3-0 (11-9, 11-8, 11-7) と,世界ランキング1位,2位,5位に勝ち,見事優勝した。前陣での攻守を徹底し,これまで高い壁だった中国選手,それも世界トップの3選手に勝ったのはすごいの一言だ。40年近く前の世界選手権大会(1979年,平壌)で男子の小野誠治が中国選手を連破して優勝したことがある(ちなみにこれ以降日本選手の世界選手権とオリンピックでのシングルス優勝はない)。久々の快挙である。
男子シングルス準々決勝では丹羽考希が許しん(「日」に「斤」,XU Xin)に 3-1 (12-10, 5-11, 11-8, 11-7) で勝った。2015年3月のアジアカップの予選リーグで当時世界ランキング1位だった許に勝ったことがあり,それ以来の2勝目である。明日の準決勝では馬龍(MA Long)に勝ち,準々決勝で吉村真晴に勝った韓国の丁祥恩(JEONG Sangeun)と対戦する。
混合ダブルス決勝では森薗・伊藤ペアが中国の周雨(ZHOU Yu)・陳幸同(CHEN Xingtong)ペアに 1-3 (9-11, 7-11, 11-9, 8-11) で及ばす準優勝だった。試合内容はほぼ互角で 1-2 となった第4ゲームを 6-3 とリードしながら連続7ポイントを奪われたのが響いた。