書誌情報:東信堂,xii+318頁,本体価格2,500円,2016年12月5日発行
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寺崎の大学職員ミニマム・エッセンシャルズ――大学とは何を特質とする場なのか,自分の勤務する大学のことをよく知っているか,大学政策はどう動いているか――を承けて(講義),立教学院の職員たちの感想(エッセイ)を纏めている。
FDやSDが「義務化」される以前からの自主的勉強会がもとになっており,職員たちの自校への思いは強いものの,寺崎の講義が主で,職員のエッセイだけでは「SD実践の一つのサンプル」としては物足りない。
激変する大学環境のなかで大学の課題,教員と職員との連携(「全学普遍的な同僚性」),職員の専門家としての成長などを深めるのがSDだろう。
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