627ボル,中国選手に連勝(卓球男子ワールドカップ)

ドイツのボル(BOLL Timo)が準々決勝で林高遠(LIN Gaoyuan)に 4-3 (5-11, 11-13, 11-9, 9-11, 11-9, 12-10, 13-11),準決勝で馬龍(MA Long)に 4-3 (6-11, 9-11, 11-9, 9-11, 11-7, 11-5, 12-10) と,いずれも逆転勝ちし決勝に進んだ。準々決勝の対林高遠戦では,ゲームオールの4-10からの大逆転だった。2016年3月のクウェートオープンで水谷が許に同じカウントから逆転負けを喫したことがある。準決勝の対馬龍も最終ゲームまでもつれながら押し切った。国際大会で中国の男子トップ選手に同一選手が勝ったのは近年ではない。2か月前のチェコオープンで張本に最年少優勝記録を献上してしまったボルだが,さすがのボルだ。
決勝は,準々決勝でロシアのシバエフ(SHIBAEV Alexander),準決勝ではフランスのゴーズィ(GAUZY Simon)にともに 4-3 で勝ったオフチャロフ(OVTCHAROV Dimitrij)とのドイツ対決となった。
丹羽は準々決勝で馬に,水谷はゴーズィに敗れてベスト4入りはならなかった。丹羽は馬とほぼ互角の戦いぶりだった。速く強く振ることを実践しているようで,丹羽は確実に強くなっている。水谷もほぼ互角ながら要所でゴーズィの粘りに屈した。