書誌情報:朝日新書(647),240頁,本体価格780円,2017年12月30日発売
- 作者:井上章一
- 発売日: 2017/12/13
- メディア: 新書
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テーマはずばり京都像の脱=性化への異論提示である。古典を読み宮廷における性と結びついた政治を語る。宮廷から武士にさげわたされた美貌の女たちも主題である。
セクシャルな物語に満ち溢れてきた京都を文化や歴史のきれいごとで語るな,角屋と桂離宮を直視せよとの思いは洛外人である著者ならではか。『三四郎』から漱石の京都論を引き出し,数寄屋造から色街との接点を強調するのも肯ける。
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