書誌情報:丸善出版株式会社,DVD,本体価格40,000円,2014年7月発売
丸善→http://pub.maruzen.co.jp/videosoft/news/2014/BBC_ijin_keizaigaku.html
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マルクスの時代と金融危機後の時代とをダブらせ資本主義が孕む不平等と格差を問題にしていた。マルクスの階級闘争観と未来社会観に焦点を当て,先進国での「革命」の成功例はないこと,多様な資本主義の展開があることで,マルクス思想の実現は未知数であることを描いていた。
ケインズとハイエクの巻にあった著作に内在した描写に比べると『共産党宣言』だけであり,家族写真を登場させ,生活のブルジョア性を浮かび上がらせた革命家マルクスと理論の限界性を強調するものになっていた。
それでもマルクス批判と擁護の両論を節々に挟み込み21世紀にマルクスが再評価されることになった理由を語らせていた。
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