727吉村和弘,ワールドツアー初優勝(卓球ワールドツアー・香港オープン)

男子シングルスの決勝で吉村和弘が韓国の趙勝敏(CHO Seungmin)に 4-1 (11-5, 5-11, 11-8, 11-3, 11-7) で勝ち,ワールドツアー初優勝を成し遂げた。昨年11月のスペインオープンで準優勝をしており,嬉しい初優勝だ。
昨夜の準決勝の韓国の林鐘勲(LIM Jonghoon)戦では,ゲームオールの第7ゲームを8-5とリードしながら連続7失点で先にマッチポイントを握られた。ここから逆に連続4ポイントで劇的な逆転で決勝に進んでいた。
予選トーナメント2試合をともに 4-3(香港の何,インドの THAKKAR)で勝ち上がり,大島,フィルス,アサー,李,林,趙とランキング上位選手を次々と破り頂点にたった。今大会で吉村和弘は完全に化けた。安定したサーブとレシーブ,強烈なバックハンドで今後の活躍が期待できる。
準優勝の趙はU21の決勝で台湾の若手16歳の林繇儒(LIN Yun-Ju)に,また,林鐘勲はU21の1回戦で宇田に負けていた。
森薗・大島ペアは決勝で 0-3 で地元の何(HO Kwan Kit)・黄(WONG Chun Ting)ペアに負け,準優勝にとどまった。